「丹塾」 創設の理念
東アジアで成熟しつづける医学・医療(いわゆる東洋医学・医療-以下略して東洋医学)は「人間の自然な生き方に即した医療」という特質を保ちつつ、我が国文化の一事象として伝承されてきた。
東洋医学が時代的・文明的な洗礼を受けながらも人口に膾炙・支持され続けているのはその特質にこそあり、心身一如の考えを基盤とした東洋医学の医療的価値の原点もそこにある。
われわれは、古今の文明と知識を咀嚼・同化してその特質を深め豊かにすることが東洋医学の医療的価値を高める王道であり、その道を拓くことを意識して実地医療に携わることが、広く国民の保健に奉仕する結果につながるという意志を共有した。
ここに、その意志の具現化を目指し、恕の心を持って患者中心の医療を実践し、かつ率先して東洋医学を次代につなぐ気概を併せ持つ医療人を育成しつつ、加えて同じ志を持つ者同士の切磋琢磨を通して互いの絆を強化する場として研修塾を創設することとした。
名称を「丹塾」と呼ぶ。
2010年5月吉日
創設発起人:
丹澤 章八
石川 家明
宮川 浩也
奈良 雅之
- 2015/04/15(水) 19:37:26|
- 丹塾創設の理念
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